明けましておめでとうございます。
皆様方におかれましては、ご家族とともに健やかに新春をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。また、日頃より当連合会の活動に多大なるご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年、地域経済は新型コロナウイルス感染症の影響から徐々に回復の兆しを見せ、商店街のイベントや地域活動が通常形態で開催できる機会が増加しました。これにより、多くの地域住民の皆様が街に足を運び、賑わいが取り戻されつつあることを実感しております。
しかしながら、経済環境を取り巻く厳しい課題も依然として残っております。原油や原材料価格の高騰、円安による物価上昇、人手不足に伴う賃上げ圧力、さらにはインボイス制度による事務負担の増加など、商店街を構成する中小・小規模事業者の経営体力を損なう要因が多岐にわたります。
こうした課題に対応すべく、当連合会では昨年に引き続き、国および北海道に対して幅広い要望を行いました。商店街活動の持続可能な発展を支援するための補助や、人手不足解消のための施策、税制面での負担軽減策、インボイス制度の見直し、さらには電力料金の引き下げを求める提言を行っております。また、地域防災・減災の強化や、地域住民に身近な存在として商店街が果たす役割のさらなる発展にも取り組んでまいります。
新しい年を迎え、当連合会はこれまでの成果を基に、地域の皆様に愛され信頼される商店街の形成を目指して努力を続けてまいります。
結びに、加盟組合の皆様方のご健勝とご繁栄、そして地域経済のさらなる発展を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
北海道商店街振興組合連合会
理事長 島 口 義 弘